この客観的な外在としてのイデアから、主観的な内在としての観念への移行は、ちょうど、「Object」がそれまでの意識対象・意識内容として主観の内的な何かを意味していたものから、外的な主観の対立物である客観・対象へと移行し、「Subject」が外的な基体・実体(ヒュポケイメノン)から、主観的で内的な主体へと移行した変化に対応している。
ロックでは観念と物そのものが区別されるが、ロックにとって物そのものは観念の対応物ではなく観念を引き起こす原因である。
ヒュームでは観念と知覚印象が区別される。観念は論者によっては感覚的イメージだけを意味することもあり、また概念的で感覚的ではない観念を含むこともある。
バークリーでは観念だけが実在であるとされ、外的な物質の存在は否定される。